<品名>
CDプレーヤー
<付属品>
特になし
<程度>
全体としてはとても大切に使われていたようで、新品同様といっていいくらいきれいです。
動作チェック済み。完動品。
当方で以下の点で整備してあります。
・ピックアップのクリーニング
・電源部を100V仕様に変更。日本の電源で問題なく使えます。
・電源部の電解コンデンサーを新品に交換
・デコーダー基盤の半田補正
・ランニングテスト
<コメント>
1982年頃、CDプレーヤーが世に姿を現した頃、最初に民生用機として発売されたCD100/CD200/CD300の中で、最高級機に位置づけされていたCD303です。
メカがグィッと出てくるギミックもなかなか当時は斬新だったと思います。
この頃、LHH2000が同時に業務用のCDプレーヤーとして発売されていましたが、当機はそのLHH2000に搭載されていたCDM0というスイングアームメカを使用しています。
DACも同じTDA1540をデュアルで搭載しています。
CDプレーヤーの原点としてのこのCDM0ピックアップユニット+TDA1540デュアルの輝きはまだ失われていないと思います。
ピックアップの耐久性、優秀性はもちろん、14ビットのDACでありながら、その音楽性は今だ星の数ほど発売されたCDプレーヤー達のほとんどが及ばないところに位置しているといっていいと思います。
真空管アンプが特性でトランジスターアンプに及ばないにもかかわらず、音楽性において石のアンプ以上の実力を発揮する事があるのと同じ感覚かもしれません。
全体としては、LHH2000と同様にどんなCDプレーヤーを聴いても、最後戻って来たくなる様な、深みと味わいのある音がします。こればかりは聴いてみないと分からない感覚だと思います。
アナログを聴いている音に近いという感じかもしれません。