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＜品名＞
8ch入力4ch出力ミキサー

＜付属品＞
取扱説明書（英文、回路図を含めた分厚いものです）、電源コード

＜程度＞
　使用されていた上で書かれたメモや擦り傷、当て傷はところどころにございます。
　ひとつのメーターのカバーの下のほうに割れがあります。また、ボリュームの上の部分のキャップがないものも幾つかあります。
　
以下の点で整備してあります。
・各モジュールのスライドフェーダーをクリーニング（消しゴムを使用しています）
・ボリュームを接点復活処理（ケイグを使用）
・各モジュールのフェーダーの感度を統一（結構手間がかかります）
・ライン入力、マイク入力のチェック

　動作チェック済み。完動品です。

＜コメント＞
　STUDERの伝説的なミキサーです。
　今でもクラシックなどの録音にはこの機器を使用しているスタジオが数多いと聞きます。また、かつては、国立劇場などでも使用されていたそうです。
　80年代前半のもので、同シリーズで16チャンネルのものは269という型番になります。

　4チャンネル出力のものは、2チャンネルのものよりも定価が高く、作りも異なっています。
　マスタリング用以外にも、モニター用に2チャンネル、まったく同じ音が取り出せます。モニターの音にこだわる方には欠かせない仕様だと思います。
　ただ、このモデルは欧州で使用されていたため、出力端子がキャノンのメスになっていますので、必要でしたら、変換して使用するとよいかと思います。

　各チャンネル、入力はマイク、ライン両方あります。マイク入力は手前の電源部のスイッチで、48Vのファントムに切り替えできます。
　マスターユニットにはハイレベルのLINE入力がついていますから、LINEでしたら、さらに4チャンネル入力が可能ということになります。

＜仕様＞

・入力インピーダンス（マイク）：1.2kΩ以上
・入力インピーダンス（LINE）：5kΩ以上
・出力インピーダンス：50Ω以下
・周波数特性
　フィルターOFF　40Hz（+0.5dB）〜15kHz（-1dB）
　BASS CUT 12dB/oct,-3dB (75Hz±5Hz）
　Treble Control　±15dB（20kHzにて）
　Bass Control　±15dB（20Hzにて）
　プレセンス/アブセンスフィルター　±11dB（150Hz〜7kHz）
・SN比：86dB以上（マスターフェーダー閉）
・歪率：0.1％（6dBu,1kHz)
・クロストーク：-75dB以下
・電源部：100/120/140/200/220/240VAC切り替え
・外形寸法（W486×H305×D514）
・重量：約25kg