中古オーディオの買取りやメンテナンスに関してのご質問・ご相談、お気軽にお問合わせください。
Telefunken V69b (売約済)
<品名>管球式パワーアンプ<付属品>電源コード、回路図、取扱説明書コピー(ドイツ語)、交換したボリューム<程度> 外観的には、ご覧のように経年から来るシャーシやトランスのさび、使用感はございます。 また、ご覧のように前面のカバーはありません。 片方のアンプ(シリアル252)の方のバイアス調整用ボタンが短くなっています。(画像参照) 画像を多目に載せますので、気になる方はよくご覧になって下さい。 部品のオリジナリティに関して言えば、まず真空管は、SiemensのF2a11で、EF804Sはすべてテレフンケンです。ゲッターも十分で大変良い状態のように思います 幾つかの抵抗や配線は交換されているようですが、無為な改造はなく、ほとんどはオリジナルの状態を保っているように見られます。 機械が手元に来た時には、左右のボリュームが違うものが付いていましたので、オリジナルと同じメーカー(独Preh)のもので、抵抗値が5kΩから16kΩと変わりますが、音質的にも機能的にも全く同等のものを取り寄せて両方交換してあります。(画像参照)元々付いていたものもお付けします。 抵抗値の違いですが、入力インピーダンスとしては、オリジナルの5kΩですと、最近の出力インピーダンスの高いプリアンプや出力機器と組み合わせると合わない(ひずんでしまう)こともありますので、16kΩの方がいい結果が得られるように思います。特に間にセレクターを入れたり、バランス入力をアンバランスに変換してお使いになる場合などでは、今回交換したボリュームの方が安心してお使いになれるかと思います。 各種動作確認済みです。ノイズなどはなく、出力は良好でした。 BIAS電流も安定しており、日本の電源電圧100Vでの使用時にも問題なく規定値に調整できます。 現在電源は110V、出力16オームに設定されていますが、220V電源入力や4Ω出力への変更も可能です。もちろん100Vでも動作確認済みです。 <コメント>1963年ごろ発売されたドイツのTelefunkenのパワーアンプV69bです。 奇跡的にシリアルナンバーが連番の、とても貴重なペアです。 当時はO85、O85aというスピーカーに内蔵されていたとのことです。 SiemensのF2a11という真空管をプッシュプルで用い、35Wの出力を実現した、当時としては大出力のパワーアンプだと思います。 聴いてみると、中域の厚みが大変特徴的で、現代的なアンプとは全く違う、やわらかく表現しながら原音を忠実に再現してくれる、素晴らしいアンプだと思います。 特に女性ボーカルは生々しく、まるで目の前にシンガーが立っているかのような生々しさを感じます。 また、ピアノやバイオリンは倍音がきつすぎず、自然に鳴らしてくれるので、長時間聴いていても疲れる感じを受けません。 出力が大きいので、最近の音圧の低いスピーカーなどもしっかりとドライブしてくれる感じを受けます。 大変な年代物で、名器であるがゆえにいろんな状態のものが出回っている機械ですが、シリアルも連番ですし状態はとてもいいものと思います。 お探しの方、是非この機会にどうぞ!!<主な仕様>■型式:真空管式モノラルパワーアンプ■実効出力:35W■周波数特性:40〜15KHz ■入力インピーダンス:2KΩ以上■負荷インピーダンス:4Ω、16Ω、64Ω■使用真空管:F2a11×2、EF804S×2■外形寸法:横515×高170×奥行295mm■重量:12.5Kg
商品名 : Telefunken V69b (売約済)
価格 : 548,000円(税込)
数量 :